- 松宮 春奈
- 大手通信会社勤務
現在はどんなお仕事をされているのですか?
教育実習中にICT教育に関する国の方針と現場のGAPを目の当たりにし、それを改善したいと思うようになりました。現在は、現場の学校の先生が簡単に使えて、学習効果のでる学習アプリを目指し、商品の企画開発を行っています。
大学時代に学業以外に取り組んだこと
大学時代は大学内のよさこいサークルにて活動していました。
今はホットヨガにはまっています!
大学で地球学分野を選んだ理由は?
自分の「好き」を追求した結果、地球学にたどり着きました。
幼少期から色の変化が好きで、科学実験で色が変わる事象は見ていて飽きない子供でした。
その中でも、酸性雨でリトマス試験紙の色が変わるって何それ!というところから環境問題に興味を持ち始めました。環境問題とひとくくりに言っても、大気汚染・水質汚染・異常気象など幅広いですが、その幅の広さは地球学分野でならカバーできるのではないかと考え、本コースを選びました。実際、上記環境問題以外にも地震や土砂崩れについてなど様々なことを学べますし、自分の学びたいことを柔軟に受け入れてくれる先生方がいるコースでした。
地球惑星科学コースを選んで良かったことを1つ教えてください。
現在の職場は地球学コースの学びが直接生きる、というわけではないのですが、自分でスケジュール・タスク管理を行い、教授とコミュニケーションをとりながら研究を進め、学会発表や論文発表などの成果を出す、という事は就活時にも、就職後でも評価されていると思います。
特に私が卒業研究時に在籍した福士研究室は4年次から学会に出させてもらえるので、学部生の段階でも学会発表を目指して研究をしていると就活時に伝えられたことは大きなアドバンテージになったと思います。また、研究で海外(モンゴル)に行き、東大生や現地の方と協力しながら研究できた事は私の財産でもありますし、普通の旅行では絶対にいけないようなところに行けるもの魅力の一つです。
高校生やこれからコースを選択する1年生に向けたメッセージをどうぞ!
学問の幅の広さ故に、なんでも受け止めてくれる人が多いのがこのコースのいいところだと思います。これをやりたい!と思えば全力でサポートしてくれる先生や先輩、切磋琢磨できる同級生にこのコースで出会うことができました。学会やフィールド経験などを通して、金沢大学内にとどまらず、大学を超えてそのような人たちに出会えることも大きな魅力だと思います。様々な意見に触れれば触れるほど自分の知見も広がるのでとても楽しかったです。
理学系は就職が難しいと思ってコース選択に悩んでいる方はいませんか?
私は理学系だから就活が難しいとは思いませんでした。大学時代に何を突き詰めてどのようなことを考えて行動してきたか、を伝えることさえできれば理学系でも問題ありません。
純粋に「地球学が好き!面白そう!」という気持ちがあれば、ぜひ地球学を学びに本コースに来ていただければと思います。