地球とその表層環境を理解し,豊かな社会を構築するための先端科学技術を総合的に理解する3つのコースで構成「地球社会基盤学類」は工学系と理学系が融合してできた新しい学類で、地球をとりまく自然現象を多角的に解明すること,そして魅力ある環境・まちづくりを実現することを目指しています。そのため、「地球惑星科学コース」「土木防災コース」「環境都市コース」を設置し、総合的に教育します。 地球科学や地域まちづくりの課題を追求する研究者、その成果を人々の豊かな生活に応用できるエンジニア、さらにこれらの知識の普及に貢献できる教育者を育成します。
ディプロマポリシー
地球惑星科学コース
金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)及び本学類が掲げる人材養成目標を踏まえ,以下に掲げる学修成果を達成した者に,学士(理学)の学位を授与する。
(知識・理解)
地球惑星科学に関する知識を修得し,それらを地球環境等の様々な時間・空間スケールの課題に対して活用することができる。
(技能)
地球惑星科学に関連する実験技術や調査法,情報処理能力を修得し,様々な課題に対して応用することができる。
(関心・意欲・態度)
設定された課題に対し,種々の知識や技術を活用して課題を解決する能力及び継続的に課題に取組む能力を身につける。
(表現)
論理的な思考力を涵養し,論理的な記述,プレゼンテーション,ディスカッション,ならびにコミュニケーションができる能力を修得する。
土木防災コース
金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)及び本学類が掲げる人材養成目標を踏まえ,以下に掲げる学修成果を達成した者に,学士(工学)の学位を授与する。
(総合基礎学力)
土木防災及び環境都市に関連する自然科学・社会科学の基礎を習得し,技術者としての総合的な基盤を形成する能力。
(専門基礎学力)
土木防災及び環境都市にの幅広い局面で必要となる専門的知識を,正しく理解できる能力。
(思考・判断)
歴史や文化を含む地域の特性と調和した社会基盤の整備の重要性と責任を自覚し,専門的知識に基づいて多角的な状況分析と現在と未来の課題設定を行い,それを計画的に実践できる能力。
(関心・意欲)
国内外の社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し,自主的・継続的に学習できる能力。
(態度・倫理)
社会基盤整備の持つ影響力の重要性を理解し,技術者倫理に則って人類の発展や福祉と地球環境との調和に貢献できる能力。
(技能・表現・行動)
自己の考えの論理的な記述と効果的な説明を行うことができ,異なる専門分野や価値観の人たちと共同で仕事ができる協調性と指導力。
環境都市コース
金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)及び本学類が掲げる人材養成目標を踏まえ,以下に掲げる学修成果を達成した者に,学士(工学)の学位を授与する。
(総合基礎学力)
環境都市及び土木防災に関連する自然科学・社会科学の基礎を習得し,技術者としての総合的な基盤を形成する能力。
(専門基礎学力)
環境都市及び土木防災にの幅広い局面で必要となる専門的知識を,正しく理解できる能力。
(思考・判断)
歴史や文化を含む地域の特性と調和した社会基盤の整備の重要性と責任を自覚し,専門的知識に基づいて多角的な状況分析と現在と未来の課題設定を行い,それを計画的に実践できる能力。
(関心・意欲)
国内外の社会的要請や社会環境の変化に柔軟に対応し,自主的・継続的に学習できる能力。
(態度・倫理)
社会基盤整備の持つ影響力の重要性を理解し,技術者倫理に則って人類の発展や福祉と地球環境との調和に貢献できる能力。
(技能・表現・行動)
自己の考えの論理的な記述と効果的な説明を行うことができ,異なる専門分野や価値観の人たちと共同で仕事ができる協調性と指導力。
カリキュラムポリシー
地球惑星科学コース
本コースでは,学位授与方針に掲げる学修成果を達成するため,「地球や惑星を構成する物質やその循環」,「地球環境の変遷と生命の歴史」,「地震や火山などの地球・惑星内部や表層のダイナミクス」を理解するために必要となる幅広い専門基礎学力の涵養と多様な実験・分析方法,情報処理能力や調査の技能の習得を学習目標として,以下のとおり教育課程を編成し,実施する。
地球惑星科学を詳細にかつ広範囲に解析・調査するために必要な基礎知識を2年次第3・第4クォーターに,より高度な内容や地球惑星科学の特徴である現場での情報収集,解析手法を実験・実習・演習を3年次に履修し,学生の能動的学修を積極的に促すためのアクティブラーニングの手法を交えながら,習得する。
具体的には,「地球や惑星を構成する物質やその循環」に関しては,2年次第3・第4クォーターに,基礎地球惑星物質学,基礎岩石学,鉱物・結晶学演習,岩石学実験等を通じて,3年次に鉱物学,岩石学,地球学野外調査法,地球物質分析実験,を通じて習得する。「地球環境の変遷と生命の歴史」に関しては,2年次第3・第4クォーターに,基礎環境変動学,地球惑星データ解析,3年次に,層位・古生物学,地球環境学,環境地球化学,試料解析実験等を通じて習得する。
この二つのテーマの共通項である地球化学に関する内容として,3年次に同位体地球学,地球化学実験等で習得する。「地震や火山などの地球・惑星内部や表層のダイナミクス」に関しては2年次第3・第4クォーターに,基礎地球惑星物理学,3年次に地球惑星物理学,数理地球惑星科学,地球物理実験,応用地球物理実験等で習得する。
さらに,これらの知識や実験手法を実際に活用・応用するものとして4年次に課題研究(卒業論文)及び文献演習を行い,文献リサーチや調査結果のとりまとめ,課題発見・解決,研究成果のプレゼンテーション,ディスカッション,ならびにコミュニケーションの能力を習得する。
この学習目標に到達した者に学士(理学)の学位を授与する。
土木防災コース
本コースでは,学位授与方針に掲げる学修成果を達成するため,以下のとおり教育課程を編成し,実施する。
1~2年次の共通教育において『学修目標:総合基礎学力』を学修し,専門教育として,2年次第1・第2クォーターで地球社会基盤学類共通科目,2年次第3・第4クォーターで土木防災コース・環境都市コースの共通科目を配置して『学修目標:専門基礎学力』を目指し,環境・都市工学も含めて土木・防災工学の幅広い局面で必要となる専門知識の基礎を階層的に教授する。
専門基礎科目修得後の3年次及び4年次第1・第2クォーターには,環境都市コースと連携しつつ,本コースの特徴である「高度な社会活動を支える社会基盤施設(インフラストラクチャー)の調査・設計・施工・維持管理」に関わる専門的応用科目に重点を置き,専門知識をより深く学び,『学修目標:専門基礎学力』の充実を図るとともに,それらの知識の活用を志向した『学修目標:思考・判断』に関連する科目群を配置する。
また,幅広い専門知識を活用し,現在と未来の課題に対して問題解決型のデザイン教育科目を設定し,共同作業によるチームワーク力を鍛えるとともに,実践的な教育を通して『学修目標:関心・意欲』の習得に取り組んでいる。さらに,特定の科目だけに留まらず,主要な専門科目やデザイン教育科目において技術者倫理の話題を取り上げ,カリキュラム内で横断的・連続的に『学修目標:態度・倫理』を身につけさせる構成となっている。
1年次から3年次にわたるさまざまな実験・実習科目における実践を通して『学修目標:技能・表現・行動』を身につけさせ,4年次の卒業研究・設計ではカリキュラムの総まとめと位置づけ,指導教員の下で特定のテーマについて理解の深化を図らせる。
なお,建築系科目群の履修により建築学の基礎を学び,建築士の受験資格を得ることが可能な学力を身につけることも可能となっている。また,本カリキュラムは,日本技術者教育認定機構(JABEE)の基準を満たす内容のプログラムである。
環境都市コース
本コースでは,学位授与方針に掲げる学修成果を達成するため,以下のとおり教育課程を編成し,実施する。
1~2年次の共通教育において『学修目標:総合基礎学力』を学修し,専門教育として,2年次第1・第2クォーターで地球社会基盤学類共通科目,2年次第3・第4クォーターで土木防災コース・環境都市コースの共通科目を配置して『学修目標:専門基礎学力』を目指し,環境・都市工学も含めて土木・防災工学の幅広い局面で必要となる専門知識の基礎を階層的に教授する。
専門基礎科目修得後の3年次及び4年次第1・第2クォーターには,土木防災コースと連携しつつ,本コースの特徴である「都市・地域に関わる社会活動の調査・計画」,「都市などにおける環境の維持と廃棄物の処理・再生」に関わる専門的応用科目に重点を置き,専門知識をより深く学び,『学修目標:専門基礎学力』の充実を図るとともに,それらの知識の活用を志向した『学修目標:思考・判断』に関連する科目群を配置する。
また,幅広い専門知識を活用し,現在と未来の課題に対して問題解決型のデザイン教育科目を設定し,共同作業によるチームワーク力を鍛えるとともに,実践的な教育を通して『学修目標:関心・意欲』の習得に取り組んでいる。さらに,特定の科目だけに留まらず,主要な専門科目やデザイン教育科目において技術者倫理の話題を取り上げ,カリキュラム内で横断的・連続的に『学修目標:態度・倫理』を身につけさせる構成となっている。
1年次から3年次にわたるさまざまな実験・実習科目における実践を通して『学修目標:技能・表現・行動』を身につけさせ,4年次の卒業研究・設計ではカリキュラムの総まとめと位置づけ,指導教員の下で特定のテーマについて理解の深化を図らせる。
なお,建築系科目群の履修により建築学の基礎を学び,建築士の受験資格を得ることが可能な学力を身につけることも可能となっている。また,本カリキュラムは,日本技術者教育認定機構(JABEE)の基準を満たす内容のプログラムである。