科目講義紹介

創成型科目

金沢大学が所在する石川県のいくつかの地域を対象として,グループごとに地域がもつ課題を見つけ出し,解決案を考え,論文にまとめて,発表する一連の能力を身に付けることを目的に,「社会基盤デザイン演習第1」(2年生)及び「同演習第2」(3年生)を実施しています.学生は2年生4人、3年生4人程度の学年をまたいだグループを作り,災害対策や少子高齢化,医療など様々なテーマを決めて,文献調査や現地調査,アンケート調査,実験,数値計算等を行い,その結果を論文としてまとめるとともに,ポスター発表やパソコンでパワーポイントを使った発表を行います.教員はオブザーバーとして参加してアドバイスを行いますが,基本的には学生が自主的に進めていかなければならず大変ですが,ほとんどの学生がやりがいのある授業であると評価しています.

建築設計演習A〜G

建築設計演習A~Gは建築学副専攻に関連した演習科目です.2年生後期(同演習A)から4年生前期(同演習G)まで段階的に構成されています.最初は建築図面の描き方を学び,その後,小さな休憩施設のデザインからはじめて,住宅,美術館,集合住宅,学校など,だんだんと規模の大きな建築物の設計を演習します.履修する学生は一人一人がデザイン案の作成に取り組み,毎演習時に担当教員からのアドバイスをふまえて完成度を高めていく方式により,各自のデザイン能力を伸ばしていきます.

休憩施設
集合住宅
学校
住宅

地球社会基盤学専攻のインターンシップ

大学院で学ぶ意義と必要性を再確認するとともに,企業や官公庁がどのような仕事を行っているのかを理解し,将来の進路を決める手がかりとすることを目的に,「創成研究I, II」という科目において企業や官公庁での体験学習を行っています.派遣先は,官公庁,建設会社,コンサルタント,メーカーなど様々で,希望する業種を選択することができます.また,インターンシップ報告会を開催し,参加できなかった学生や次年度参加を希望する学生への情報提供も行っています.