学生・卒業生の声

授業で使った教科書は、今も職場の机の中に

2022年03月02日
  • 島本 恵梨子
  • 就職先: 株式会社奥村組 西日本支社 土木技術部
担当業務

鉄道関係工事の入札に関わる技術提案、現場支援業務を担当しています。

卒業生の声

私は神戸出身で、小学生の時に阪神大震災を経験しました。その際に倒壊した構造物を見て「あんな大きな物でも壊れるのか」ととても驚いたのを覚えています。その経験から、「地震でも倒れない構造物をつくりたい」と考え、「土木防災コース」への進学を選びました。

大学での授業の中で現場見学に行くことがあり、そこで初めてヘルメットを被って工事現場に行きました。その時見た、工事現場の大きさと働いている人の多さには衝撃を受け、感動したことを覚えています。その後も大学で何度か現場見学会に連れて行ってもらううちに、私もこの中で働きたいと考えるようになり、建設会社へ就職しました。この現場見学がなければ、建設会社に就職していなかったと思います。

このコースの良いところは、就職して役立つことが学べることです。座学の授業や実験などは難いことが多かったですが、実際働いてみて「学校で先生が言ってたな。」とか「実験で学んだな。」と思うことが度々ありました。卒業してすでに10年以上経ちますが、授業で使った教科書は今も職場の机の中に入れてあり、業務で必要なときには取り出して使用しています。そのくらい授業で学んだことが実践で役に立っていると思います。