学生・卒業生の声

普段から興味や関心を持ち、自分に合ったコース学びを活かす。

2022年03月20日
  • 山腰 司
  • 就職先: 国土交通省 水管理・国土保全局 河川計画課

研究テーマ

現在は、国土交通省にて観光施策等に対する局内の取りまとめ等を担当しています。これまでの経験では、地方整備局の事務所で河川整備に関する調査等に携わったこともあります。

卒業生の声

子供の頃から、川や海の流れといった自然の動きについて、自分で計算し予測することができればどれほど凄いことなのだろうと感じていたためです。実際に、学部にて数値解析を実施する研究に携わりましたが、自然現象を分解し、その動きに規則性を見出すなど、より一層興味・関心が生まれたことからこの分野を選択しました。

大学で学ぶことは、その多くが役に立っていますが、不定流や不等流といった水理計算の考え方は重要だと感じます。国が管理する一級河川では、水系ごとの長期的な整備方針等を定めた河川整備基本方針と、20~30年間の具体的な整備内容を定めた河川整備計画を作成し、その計画に基づいて整備等を行います。特に不定流計算は洪水が起こった後の再現計算であったり、浸食・洗堀等の確認を行う際に使います。実際には、一次元や二次元など、様々計算手法を用いて行いますが、各手法の特徴や適用限界等を理解した上で、適切に選択することが重要となり、ここで大学での学びが活かされています。

流域環境水工学では、気象、河川、海岸といった水圏・水循環に関することを専門的に学べる素晴らしいところです。私自身もこのコースや研究を通して、専門的な知見や物事・現象の捉え方等を学べました。ここでは基礎から確実に学ぶことができるカリキュラムと実験施設等の充実した環境が整っています。さらに、学会発表や留学機会も得られるなど魅力が沢山あります。特に、将来公務員を考えている方には、試験に関する先生のご協力や時間的な配慮なども頂くことができます!最後に、大事なことは普段から興味や関心を持つこと、その興味に近いコースを選択することです。ぜひ、関心を持って多くを学び、社会に役立ててください。