環境材料学研究室

大橋 政司
教授 Ohashi Masashi

21世紀の最新技術の種を育てる新物質探索
研究テーマ新物質探索・新物性開拓
研究分野固体物理学、磁性、低温、超伝導

 

研究紹介

原材料となる各種元素を1000~3000°C位の温度で溶かし、混ぜる事によって新物質を作ります。材料に数万気圧の圧力を負荷し、弾性,塑性等の力学特性を調べます。−270°Cまで冷却する事により相転移を起こし、吸熱反応や発熱反応を調べます。研究対象は高機能な環境材料(環境負荷を低減する新素材, 超伝導体, バイオマス)や構造材料(レアメタルフリー、つまり製造コストを低減する鉄鋼材料、超硬合金)等です。

研究対象

  • 極低温粉末X線装置
  • 高温超伝導体の製作
  • パルスチューブ冷凍機
  • テトラアーク炉による単結晶育成

メッセージ

物質の成り立ち、機能、現象などを高校物理を含む物理学の基礎に立ち戻って解明します。当該分野は「物性物理学」と呼ばれ、素粒子・原子核物理学と並ぶ、物理学の2大分野の一つです。光通信、スーパーコンピューター、環境保護型新素材などをはじめとして、現在の私たちの暮らしを支える技術の多くは、源を辿れば物性物理学的な発見が出発点となっています。本研究室では実験的研究を主体として行っており、新しい物質を自ら作り、それを評価する測定装置も自ら作り、今までの概念を超えるような新物質、新現象の探索に取り組んでいます。