大橋 政司 教授
Ohashi Masashi
研究紹介
原材料となる各種元素を1000~3000°C位の温度で溶かし、混ぜる事によって新物質を作ります。材料に数万気圧の圧力を負荷し、弾性,塑性等の力学特性を調べます。−270°Cまで冷却する事により相転移を起こし、吸熱反応や発熱反応を調べます。研究対象は高機能な環境材料(環境負荷を低減する新素材, 超伝導体, バイオマス)や構造材料(レアメタルフリー、つまり製造コストを低減する鉄鋼材料、超硬合金)等です。
研究対象
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極低温粉末X線装置
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高温超伝導体の製作
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パルスチューブ冷凍機
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テトラアーク炉による単結晶育成
メッセージ
物質の成り立ち、機能、現象などを高校物理を含む物理学の基礎に立ち戻って解明します。当該分野は「物性物理学」と呼ばれ、素粒子・原子核物理学と並ぶ、物理学の2大分野の一つです。光通信、スーパーコンピューター、環境保護型新素材などをはじめとして、現在の私たちの暮らしを支える技術の多くは、源を辿れば物性物理学的な発見が出発点となっています。本研究室では実験的研究を主体として行っており、新しい物質を自ら作り、それを評価する測定装置も自ら作り、今までの概念を超えるような新物質、新現象の探索に取り組んでいます。