海洋島弧深部物質研究室

森下 知晃
教授 Morishita Tomoaki

プレートテクトニクスって信じてるの?
研究テーマプレートテクトニクスの謎
研究分野岩石学、地質学

 

研究紹介

地球が太陽系の惑星と違う特徴を持っているのはなぜでしょうか?少なくとも、今の地球には、表層に、液体の水が存在し、生命がたくさん生活しています。なぜ、このような環境になったのでしょうか?もう一つ、地球の大切な特徴は、プレートテクトニクスの存在です。このプレートテクトニクスという概念が導入された結果、我々日本のようなプレートが沈み込む場所で、地震や火山が多い理由などを説明できるようになりました。また、プレートを介した地球規模の大規模な水循環が地球の表層に液体の水を保持する理由だと考えられます。しかしながら、我々は、プレートテクトニクスがいつ、どのように始まって、理論的には硬くて沈み込むことが難しいプレートが地球深部に沈み込んでいくのか明確に答えることができていません。そもそも、プレートとは何でできているのでしょうか?プレートの深部はどのような状態なのでしょうか?最初のプレートテクトニクスが起きたときのプレートは今と同じでしょうか?違うのでしょうか?地球の謎を解く鍵は、プレートテクトニクスを理解することだと考えています。プレートテクトニクスというのは比較的新しい概念で、その実態をどこまでリアルに描き出されるか、そこに地球の秘密を解く鍵があると考えています。

研究対象

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