池本 敏和 講師
Ikemoto Toshikazu
研究紹介
熊本城復興プロジェクトへの参画を始め,土木学会・地震工学委員会の小委員会の幹事長を10年間以上務める,現在,文化庁・建造物保存課,防災科学研究所つくば本所と共同研究である大型実験の整理,分析を行っている.また,国内の歴史的な重要建造物や,国外(イラン,スイス)との共同研究を通じて,UNESCO世界遺産建造物の耐震安全性の調査,評価を行っている.
さらにICT,IoT,AI技術を活用した災害時の緊急避難共助支援システムの開発と社会実装を行った成果を分析する.
研究対象
メッセージ
村田 晶 助教
Murata Akira
研究紹介
近年,国内外で多くの方が犠牲となったり構造物が大きな被害を受ける大地震が頻発しています.また,豪雨災害や雪災害などの自然災害も頻繁に発生しています.そのような自然営力に対し,被害を防止・軽減するために様々な研究がなされてきていますが,残念ながら被害はなくなっておりません.また,社会が変化することに伴い,新しい被害様態も見られるようになっています.安全,安心な持続可能となる社会を実現するには防災を主眼とした研究が不可欠です.
本研究室では,自然営力としての地震について,その揺れを精度よく推定するための研究と,住宅などの規模の小さい構造物の自然営力に対する抵抗性能を,実験と解析の両面から解明しようと取り組んでいます.
研究対象
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洪水時建物被害推定
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建築物の耐震性評価
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地震動推定
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伝統木造建物シミュレーション
メッセージ
自然災害を軽減,防止するためのカギは災害の現場にあります.そのため,本研究室では大学内で研究するだけでなく,被害現場に赴き現地の調査を積極的に行うとともに,被災者に寄り添うことで,2次被害を防いだり,復旧・復興のお手伝いをしたりもします.研究を行う能力だけでない,様々な能力を要求されるため,このような経験を積むことでトータルとしての人間力が向上しますので,社会人となったときにきっと役に立つでしょう.