都市計画研究室

沈 振江
教授 Zhen-jiang Shen

サステナブルな都市づくり、計画設計段階の問題解決と体験
研究テーマGIS、VRとAIを用いたスマートシティの可視化
研究分野都市計画、建築計画、計画デザイン支援システム

 

研究紹介

諸外国の国土空間計画制度においてどのような仕組みと特徴があるのか,国土計画と都市計画の関連に関して比較研究を行う.特に,日本や欧米における自然資源の利用、開発と土地利用、自然環境の保全、環境影響等の計画制度の取り込み、まだ住民参加型の計画制度の特徴やその仕組みを整理し,将来の中国における国土空間計画への示唆を考察したい.このため,中国清華大学,復旦大学との共同研究を継続して企画し,アジア空間計画の関連研究を進め、インドネシア、ベトナムなどの空間計画制度や関連政策が持続可能な都市形態へもたらす影響などの調査研究を企画する。SPSDの国際会議の開催、国際雑誌の編集を通して、国際の共同研究の実施、学生交流を深めていく。特に、海外において国際共同研究の拠点を開拓することを目標とする。
地域環境の実態に関わる環境情報の解析に基づく環境共生計画の提案が重要な課題である.土地利用計画の分野において,従来の土地需要・供給・競合などの土地利用だけではなく,都市活動がもたらした環境影響も取り入れて考慮するため、Buttom-upというプロセスで,CAやMASを用いた土地利用シミュレーションを行っている.更に,エコロジカル・プランニングの考え方を取り入れ,環境情報と都市・地域関連計画情報との解析を通して,新たな環境保全型の都市・地域計画支援システムを構築している.
日本において、Society 5.0が提唱されている。スマートシティの実現に向けて都市計画研究室では、ICTセンサーを用いたビッグデータの取得と解析により、都市と建築のモニタリングを行い、都市・建築環境の検知、計画対策の提案を研究に取り込んでいる。まだ、都市や建築関連事業の事後評価だけではなく、事前に設計段階でシミュレーションによって計画デザインの事前評価と問題点の提示をテーマとして研究活動を行っている.

Urbanplanning
スマートビリディングの計画デザインの例 その1
スマートビルディングの計画デザイン例 その2

研究対象

  • スマートビルディングの計画デザイン
  • 都市成長シミュレーション
  • 諸外国の国土空間計画制度

メッセージ

私たちの研究室は都市計画制度の比較研究を行い、日本と海外の都市計画の実践を理解し、低炭素都市づくりを目指したまちづくり、スマートビルディングやスマートシティの可視化研究を行っています。研究室では海外からの短期留学生を含み、修士課程、博士課程の留学生も多く、持続可能な開発を目指した空間計画デザインに関する研究活動を積極的に進めております。